| |ご当地漫画 | |第一話 作者のコメント |
数年前、クロ(メジナ)釣りの目的で津久見市は間元まで足の伸ばしました。夜が明けるまで車の中でウトウトしながら待っていると、どこからともなく近所のおばちゃん達が集まって来て、のべ竿でエギングを始めたのです。それが釣れること、釣れること…。ほんの数十分で一人で2~3バイの中型モイカ(アオリイカ)を釣って、さっさと家に帰っていきました。
ちょうど世の中は、エギングブーム。各メーカーから専用ロッド、専用リール、エギなどが発売され出した頃です。言い方は悪いのですが、「こんな原始的な道具と仕掛けで釣れるんだ!」と衝撃を受けたのを今でもハッキリ覚えています。
イカは、おそらくその日食べる分、昼食、夕食(?)となるのでしょう。私にとってはとても羨ましい光景でした。それと、キレイでスレていない間元の海が好きになりました。
それから数年後、シーズン到来とともに、エギングをする人たちも爆発的に増え、週末だけでなく平日でも24時間ひっきりなしに人が来るようになりました。ある日の夕方、朝のおばちゃんたちの一人と話をすることができました。おばちゃんは私にこう言いました。
「最近は、上手い人がいっぱい来てイカを釣っていくけん、私たちは釣りきらん。」
なんとも悲しい言葉でした。確かに、数年前に比べたら、人の数、ゴミなどは確実に増えているのですが、イカの数は減ったように思います。その原因は私たちには分かりませんが、それよりも私たちが知らない間に、このおばちゃんたちの「朝の楽しみ」を奪っていたことに改めて気づかされました。
記念すべき第1話を読んで頂き大変嬉しく思うとともに、「朝の楽しみ」に来るおばちゃんたちにちょっとの配慮と優しさを示してくれる人が増えることを願っています。間元のおばちゃん、がんばれ!!(東吉)
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